百聞は一見にしかず。

 
 あなたの友達が「今度ペルシャに旅行にいくんだー」と言ったら、きっと「へぇ〜」程度の反応になるのではないかと思いますが、それが「今度イランに旅行にいくんだー」となったら、「えっえー!なぜそんな危ないところに!」と言っちゃうに違いありません。
 行ってきました、イラン。びっくりするくらいいい国でした。国境付近では多少あるんでしょうけど、少なくとも私が立ち寄った町々には紛争だとか戦争だとかそういう空気は一切なし。銃を抱えた兵士や警察官を見かけることもなく、人々は人懐っこい。おみやげ屋さんの店員さんも全然しつこくないし、ぼられるなどの心配せずにお買い物が楽しめます。ゴミとか浮浪者とかにゲゲッてなることもなく、中東の国の中でも旅行しやすいかも!ですよ。
 同時に報道って怖いな、とも思いました。イランに関する核開発のことや、対米関係のことも報道していいと思いますが、同時に人々の暮らしや、優雅な文化のことも同じ量だけ報道してくれていれば、こんな”危険”なイメージにどっぷりってことにはならなかったんでしょうね。何においてもバランスって大事だなぁと痛感した旅でした。

※鍾乳洞をイメージしているそうです。